2007/01/13

平均所得

公務員の給与が高すぎると言う問題でよく出てくる言葉です。

『統計でウソをつく法』
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9840113720

「公務員給与を決定するに当たって民間を参考にしている」と言いますが、カラクリがあります。ウソは言っていないが真実を隠すという公務員・為政者・権力者のお得意の論法があります。

従業員100人以上の事業所を参考にする対象にしているんですよ。いわゆる中企業・片田舎では立派な地場産業を支える一角を担っているような所です。国内の労働者の大多数は、そのような所では就労していません。

一例を挙げただけですが、その他にもゴロゴロとこの手の問題はあり枚挙に暇がありませんので割愛して次にすすみます。


平均所得(2004年国民生活基礎調査」によると、日本全国の総世帯数は4632万3千世帯で、その年間平均所得は579万7000円です)を以って議論すること自体が狂っています。

偏差値を何故用いないのか?
高額所得者を何故別枠において計算しないのか?

そこで提言があります。
まず、高額所得者(2500万以上で不労所得者も含む)は別枠にする。それ以外で公務員を除いた所得分布を作成して年収につき偏差値を求める。そこから管理職・専門職以外の公務員給与を偏差値48(50未満)に設定する。

之をしたからといって全体が良くなるかどうかは、全くわかりませんが少なくとも本当の話が見えやすくなると思います。

最近見つけた面白サイト
http://www.rd.mmtr.or.jp/~bunryu/mokuzi.shtml

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